ガラスブロックの記憶(=^・^=)。

こんにちはみなさん…。

ここは地元・埼玉県東松山市、市の中心部にある「松山聖ルカ幼稚園」。


この春、市街地から少し離れた場所へ引っ越したため いまはもう ここでは子供たちの声が響くことはありません。


園が無くなってしまった訳ではなく 単なる移転なので 別に悲しむ必要はないのですが、少し切ない…( ̄▽ ̄;)。
というのも 私も 3つ下の弟も、この幼稚園の出身なのです。
園庭の遊具や建物の外観などに若干の違いはあるものの、私が通っていた当時とほぼ、変わっておりません。
移転の理由は知らないのですが、恐らく建物の老朽化が原因でしょう。
園の歴史は古く、大正15年創設、とあります。
いくつかの町、村が合併して「東松山市」が誕生したのが1954年ですから、それより30年近くも前に園が開かれたことになります。

元々 教会に併設して創られたという経緯もあり、名前に「聖ルカ」の文言が入っています。
何気にカッコよさげな名前ですが、別にどこかの名門大学付属でもないですし、通ってくる園児たちの家がキリスト教信徒、という訳でもありません。
私も含めてみな、地元のありふれた家庭の子供たちでした。
いま思うと、幼稚園の創設そのものが布教活動だったのかもしれません。
ただ その歴史の古さゆえか、「聖ルカ」の文字に ありもしないステイタスを感じてか、市内では結構人気の高い幼稚園だったと両親からは聞いています。
願書を取得するのも大変だったとか…。
もっとも 我が家の場合は単に 周囲にこの園に子供を通わせるご近所さんが多かったからのようです。
一応 園児たちの指導はキリスト教の戒律に則っていたので、日曜日ごとに園の横の教会で「礼拝」がありました。


神父さんが毎週、なにかためになる話をしてくれたはずですが、さすがに内容は覚えてないなあ。
日曜日の礼拝のために 園の休みが月曜日だったと記憶しています。

園庭で遊ぶ… 笑いあったり泣かされたり…教会の厳かな雰囲気、よく面倒をみてくれた園の先生たち、まだ若かった父、母の顔などなど、想い出は多いですが 一か所、とても記憶に残っているのが、建物の端の一階から二階へ上がった所にあった「巨大なガラスブロックの壁」です。
私が通った2年間は 一階の「もも組」「すみれ組」に属していたので、めったに二階へ上がることはなかったのですが、たまに何かあって二階へゆく際に建物内側の階段を上りながら下から仰ぎ見るこのガラスの壁がキラキラと 本当にきれいで、強烈に胸の奥に焼き付いています。
建物があの頃のままなら たしかこの辺に…と ぐるっと周囲を歩いてみると…ありました…。


このガラスブロックに違いない…。
全然巨大じゃないじゃん…(笑)。
自分が小さかっただけなのだ、と 改めてみると驚きです(≧▽≦)。
当時から「光を見る」ことに何か特別なものを感じとっていたのかな…って、少々こじつけでしょうか。

お知らせです。
私が12年教えている埼玉県ふじみ野市の水彩画グループ「透明水彩セピア」の 年に一度の教室展が 5月25日(金)から5日間の日程で開催されます。
ここ2、3年くらい、「長くやってきたことが ここへきて実を結んできている」といった面持ちで 喜々として生徒さんたちの絵を見ています。
セミプロ級の人も3、4人ほど…頼もしい限りです。
お近くのかた、ぜひぜひ、お誘い合わせのうえ、お出かけください!!


第23回 「透明水彩セピア展」
2018年5月25日(金)~5月29日(火) 午前9時~午後5時(初日は正午から、最終日は午後4時まで)。

埼玉県ふじみ野市福岡1-2-5 「フクトピア」にて
東武東上線「上福岡」駅東口下車 徒歩15分