こんにちはみなさん。
電車の先頭車両や 最後尾の車両に乗っていると、線路の保線作業に従事する作業員の人達が 移動のため 乗り込んで来ることがよくあります。
大抵 2、3人、多い時はそれ以上の人数で ぞろぞろ、といっても 女子学生みたいに騒ぐ訳でもなく(当たり前ですけど)、黙々と立っていることが多いですね。
先日はしかし、とても若い作業員が たった一人で乗ってきました。
私の目が正しければ、まだ20才そこそこじゃないでしょうか。
手持ちぶさたな感じで、運転台との間の壁にもたれかかって じっと仕切り窓の向こうの前方を見ている。
その どこか申し訳なさげな姿に愛しさを感じて、悪いなあと思いながら そっとカメラに収めて、さらに一枚、描いてみました。
腰に巻いた工具がカッコいい!
私は元々 工業高校出身で、その高校時代は作業着姿で実習していましたし、父も 3つ下の弟も 地元の自動車部品工場の工員です。
そういう経緯もあって こうした作業着姿の若者を目にすると、訳もなく応援したくなるのです。
保線作業員というと 線路上で作業して、電車が通過するたびに笛を鳴らし 手を止めて 電車の運転士と合図を交わす そんな光景を 時に見かけますが、そんな瞬間の、言葉のない意思の疎通そのものに 小さな温もりを感じます。
20才くらいだとすると、御両親も 私より若いのだろうな。
どうか 怪我なく元気で、と 彼の、無駄のない長身瘦躯の背に向けて祈らずにはいられませんでした(#^.^#)。