逆光を描く(=^・^=)。

こんにちはみなさん…。

新作を一点…。


「隠せぬ想い」 41 × 27 センチ

例によって 地元・東松山市 市民の森の夕暮れの風景です。
元ネタは こんな感じ…。

黄色やオレンジの光の粒を散りばめたような光景に魅入られて 絵にしてみたものです。

私の場合 こうした逆光の風景を描く際のセオリーといいますか、マイルールみたいなものがあります。
光源の部分だけマスキングしておいて、周囲に向けて少しずつ色を重ねて暗くしていく、というやり方をします。

極端にいうと こんなふうに。

実際に本番で描くときはものすごく薄い色で描くのですが、あまりに薄くてパソコンのモニターを通すと見えなくなるので あえて濃く描いています。

まず 光源をマスキング…

全体にネイプルスイエローを。

さらに光源の少し外側から全体に もう一度ネイプルスイエローを。

さらに 間隔を開けて外側にネイプルスイエロー+ローズドーレの混色を。

そしてまた 間を開けて 上の混色を今度はローズドーレをやや多めにして。

最後にまた その外側に ネイプルスイエロー+ペリレーンバイオレットの混色を。

色を乾かして マスキングを剥がすと、逆光の風景の「下地」の出来上がりです。
実際には 色の境目がわからないくらい、ごく薄い色で描くので 光源から画面の端にいくにつれ、じんわり、やわらかな光になります。
そんなに薄くて効果あるの?と思う方もいらっしゃるでしょう。
あります。
断言します。私が証明です(爆)。
こうしてつくった「下地」に、木々の幹や枝葉を描き込んでいきます。
その際、幹や枝なども 光源に近いほど薄く、画面の端にいくにつれ濃く描き込むと 光がより強く、はっきりしたものになります。

ぜひぜひ、お試しください(≧▽≦)!!