こんにちはみなさん…。
厳しい寒波も中休みといったところでしょうか。
ここ数日は ほんの少し寒さも和らいでいる関東です。
旧ブログでも以前、紹介した「嵐山渓谷」へ行ってきました。
東秩父を源流とする槻川が 小川町から嵐山町へ入った辺りで見せる、清冽な流れです。
先ごろ、復帰したJWS・日本透明水彩会の上層部から 会員それぞれの地元でお薦めのスケッチポイントをピックアップして報告せよ、との命令が下ったこともあり、また こんな真冬の嵐山渓谷は歩いたこともなかったので、行ってみることにしたものです。
家から自転車で30分くらいの距離ですが、さすがに寒風のなか自転車はキツい…ということで 東武東上線で私の最寄り駅「森林公園」から二つほど下った「武蔵嵐山」駅から徒歩で向かうことに。
駅から 渓谷の下流出口まで 私の足で20分くらいでしょうか。
道を知らないと30分はかかりそうです。
たどり着いた嵐山渓谷は…さみしい…( ̄▽ ̄;)。
春から秋の週末は 夏の湘南みたいに賑わう(ちと大げさかな…)下流出口のバーベキュー広場も、人っ子ひとりいない…。
ともかく上流の岩場まで歩いて行きます。
バーベキュー広場のすぐ上には 川を渡れる飛び石があります。
冷たい川の流れに晒されながら 足場をつくってくれている石に、僅かながら感謝の念が湧いたりします。
飛び石から数百メートル上流へ歩くと、小さな冠水橋…。
川の本流からそれて出来た溜まりは しっかり凍っておりました。
冠水橋から 砂に足を取られながら進んでゆくと、絶景のポイントがあります。
これは秋…。
いまは こんな感じ。
なんか 日本じゃないような雰囲気ですね(#^.^#)。
これはこれで、絵になる構図、と言えそうです。
この絶景のポイントを見下ろすような高い位置に「展望台」があります。
ご覧のような 2階建ての東屋のようなものですけど。
2階に上がったことは 過去に一度くらいあったかどうか…。
この日はしかし、上がってみることに。
おぉ…( ̄▽ ̄;)。
下から見上げていた時は なんぼのもんじゃい、と少々小ばかにしていましたが、展望台というだけのことはあります。
階段を数段上がっただけなのに、一瞬にして気分が変わりました。
風景の「独り占め感」が半端じゃありません(笑)。
この時初めて、今日出かけてきてよかったなぁ、と感じました。
色味も少ないこの時期、わざわざ足を運んで何かあるんだろうか、という思いがかすかにあったのですが…元を取って余りある、そんな満ち足りた気分で 渓谷を後にしました。
冬の弱い光が遊歩道を横切るなか、どこからか 野焼きの匂いが漂ってきます。
渓谷の下流出口から上流まで、ウロウロと動き回り カメラのシャッターを切りながら、2時間くらいの行程だったでしょうか。
川沿いの遊歩道を歩くだけなら 1時間もかからないかも知れませんが、短い時間の合間にすっかり 命の洗濯が出来た想いです(*´▽`*)。
冬こそ積極的に、アグレッシブに動かねば!と 思いも新たです(≧▽≦)。