個展直前(;´Д`)。

こんにちはみなさん…。

だいぶ 秋めいてきましたね…。

この夏は 猛暑あり、長雨あり、その間にオリンピック、パラリンピックあり、コロナいまだ収まらず… 目まぐるしく いろいろなことが過ぎてゆく…
なんか あっという間の夏でした。
元来 暑いのが苦手で、夏が嫌いな私が「えっ、もう夏おしまい?」と思うほど足早に通り過ぎていきました。

個展迫る
銀座の個展が近づいてきて 気忙しい、落ち着かない日々です((+_+))。
アトリエで制作中の30号も9割がた出来て、あとはマスキング液を剥がした空白に色を置くだけです。

完璧ではありませんが、どうにか大きな失敗もなくフィニッシュまでもっていけそうです。

作品一つひとつの良し悪しは決して大きさでは決まりませんが、個展会場全体を見た時に 大小様々な作品がないと空間にメリハリが出ないのです。
クオリティは高いのに 同じ大きさの作品ばかり並べて、全体として印象に残らない展覧会を時々見かけますが、本当に残念( ̄▽ ̄;)。
もっとも そういう私もこれまで40号が最大で、それ以上の絵は描いたことがないので、来年以降の個展では100号とか出してみたいなあと 密かに企んでいます。

新技法…?
新技法、とまでは言えないかも知れませんが、最近、画面上にぽたぽたと色の滴を落としてそのまま乾かす、というのにハマってまして…(@_@)。

これが 病みつきになるくらい、面白いのです(*´▽`*)。
虚空を彷徨う魂、みたいな不思議な空気感、浮遊感みたいなものが簡単に出せます。
また 光が影を生むように、浮遊感に相対して引力、重力のようなものも生まれて 画面全体としてはむしろ、落ち着いて見える効果も…( ̄ー ̄)。
スパッタリングの応用みたいなやり方ですが、スパッタリングと違うのは ほぼピンポイントで落とせることです。
意図的に狙った箇所に色を落として 乾かし、また落として…と繰り返し、色の面が重なるように落としていくと、透明水彩の醍醐味が存分に楽しめます。
絵の具を濃いめに溶けば 暗い影の上に淡い色を落としてもしっかり残りますし、古い、いま見ると駄作としか言えないような絵にぽたぽた落とすと見違えるようによくなると分かりました。
27日からの個展には そんなやり方で「再生」させた作品も並びます(*^-^*)。

「菊地和広水彩画展 風の片’21」
2021年9月27日(月)→10月3日(日)
午前11時~午後6時30分(最終日は午後4時まで)
東京都中央区銀座5-9-13 銀座菊正ビル2F
ギャラリー向日葵
TEL 03-3573-1680

コロナ禍で世の中 大変な状況なのでぜひ、とは言えないのですが、会場で小さな癒しのひとときを過ごしてもらえたらと切に願っております。
菊地は期間中、全日在廊しています。
よろしくお願いいたします(≧▽≦)。