さいとう たかをさん逝く(+_+)。

こんにちはみなさん…。

暑さがなかなか納まらない昨今です( ̄▽ ̄;)。

そのぶん、これから一気に秋も深まってゆくものと思われます。

お身体 重々、ご自愛ください(*^-^*)。

前回も触れましたが、人気漫画「ゴルゴ13」の作者、さいとう たかをさんが亡くなられました。

丸っこい、シンプルな線の絵が主流だった漫画の世界に リアルで陰影の強い描写を取り入れて、その後の「劇画ブーム」を牽引したひとりです。
「ゴルゴ13」は 目まぐるしく変わる国際情勢、政治の駆け引きの裏で その超越した狙撃の腕で暗躍する殺し屋・ゴルゴ13が主人公。
ちょうど私が生まれた1968(昭和43)年に 小学館ビッグコミックで連載が始まっていまなお、続いているという長寿漫画でもあります。
私もリアルに描くのが好きなせいもあって 一時、ハマったなぁ(≧▽≦)。
その割に 単行本全巻通しては まだ読んでないのだけど。
だって、疲れるんです。読んでると。
絵がリアルなうえに 国際情勢のなかで本当にあった出来事や事件、FBIやCIA、旧ソ連のKGBなど 実在した人物や組織が時には依頼者となり 時にはターゲットとなり作中に出てくるので、何か すごく深いものを読んだ気になって、単行本一冊読むともう、お腹いっぱい状態になるのです。
私などより 団塊の世代あたりのひと達の方がよりハマったのではないでしょうか。
寡黙で 強い肉体を持ち、依頼された仕事を100%完遂する、という完璧さも人気の秘密ですが、やっていることは狙撃による殺人であるにもかかわらず それが誰か(時には国や組織)を救うための正義、みたいな構成になっていることも 連載が長く続いている理由かと思われます。
制作にあたっては 自らのプロダクション、さいとう・プロを起ち上げて、完全な分業制にしたのも さいとうさんが草分けです。
どんなことでも ひとりでやることには限界がありますが、それぞれの個性を活かしつつ 多勢でかかれば、その可能性は何倍にも拡がる、そんな考えをお持ちだったのでしょう。
考えてみれば 歴史に名を残した西洋の絵描きさんたちだってみな、自分の「工房」を構え、多くの弟子たちとともに宮廷などからの依頼を受けて絵を描いていましたし、日本の浮世絵なども 絵柄を考案する「絵師」、それを基に版木を彫る「彫師」、彫った版木に絵の具を付け 紙に摺る「摺師」と、分業制が確立しておりました。
それぞれの行程が、とても繊細で感性が必要な 専門性の高い作業だったからです。
それを漫画の制作に取り入れたのは、当時としてはとても斬新なことだったかと思います。
ファンの間では以前から ゴルゴ13の最終回はどうなるのだろう、という「懸案」がありました。
最終回の構想は さいとうさんの頭のなかにはあったそうですが、それを明かしていた数少ないスタッフさんは先に亡くなってしまい、今回さいとうさんご自身が亡くなられたことで、永遠に闇の中…( ̄▽ ̄;)。
ただ さいとうさんはゴルゴ13が これからも生き続けてゆくことを望んでもおられたそうで、残ったスタッフの手によって連載は続くそうです。
「究極の分業制が確立」とは、某新聞記事からの受け売りですが、なるほどなぁ…。
あらためて さいとう たかをさんのご冥福をお祈りいたします(*^-^*)。

菊地、ゴルゴ13になりきってみる…。


どこからか お叱りをうけそうですが…( ̄▽ ̄;)。

ところで さいとう たかをさんと言えば、私が小学校に上がる頃 テレビ放送していた等身大特撮ヒーロー、「超人バロム1(ワン)」の原作者でもある…。

「仮面ライダー」ほどの絶大な人気にはならなかったようですが、とてもコアなファンがいるヒーローです。
御多分に漏れず 菊地も観てました(#^.^#)。
何がすごいかって、歌です。主題歌です。
アニメや特撮の魅力の半分は主題歌にある、と常々思っているのですが、この「バロムワン」の主題歌は 数ある楽曲のなかでも出色の歌なのです。
なんたって歌詞のなかに「ブロロロロー」とか「ギュンギュ ギュンー」「ズババババーン」とか出てくるんです。
作詞が八手三郎さんという方、作曲が以前このブログでも取り上げた菊池俊輔さん、そして歌うのがアニメソングの帝王・水木一郎さんときたらもう…( ̄▽ ̄;)。
聴いてみたいという方は YOU TUBEの画面で「超人バロムワン」で検索してみてください。
私はいまでも 一発気合い入れたいな、という時「マーッハロッドでブロロロロォー♪」と口ずさむことがあります。

たぶん 私の推測の域を出ませんが、「仮面ライダー」で大当たりした石ノ森章太郎さんを見て、さいとう たかをさんも「よっしゃあ、オレも!」とか思ったに違いないのです。
私が調べた限りでは どこにもそんなことは書いてありませんでしたが。

刺激し合える仲間がいるということは幸せなことだ、とあらためて感じております。

ではでは、また~💛

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