こんにちはみなさん…。
目まぐるしく変化する空模様、いかがお過ごしでしょうか。
なんか 夏が3回くらい立て続けに通り過ぎたような そんな心持ちです(;´Д`)。
父の新盆
この夏のお盆は 昨年死んだ父の新盆でした。
個人的、感覚的には無宗教な私は儀式的なことにあまり関心が持てないのですが、家としては仏教徒なので そこはやはり形式に則った行動を取らねばなりません。
父が眠る菩提寺では 同じく新盆を迎えた他の檀家さんたちと合同の法要が予定されていたのですが、コロナ禍を鑑みて中止ということに。
とりあえず墓参りということで 川越に住む弟夫婦が甥を伴ってやってきたので、みなで熊谷の外れのお寺へ…。
現在大学生の甥が 「茶色いドラえもん」みたいな出で立ちでやってきました。
ほんの2年前くらいの一時期、原宿で芸能事務所にスカウトされるくらいのルックスを誇っていたのですが その後瞬く間に肉がついてしまい、いまは優に80キロを超えるそうな…( ̄▽ ̄;)。
身長も180センチ近くあるので極端なおデブには見えないのですが、とんでもない巨漢になってしまいました((+_+))。
どうやら性格的に節制とか苦手なようなのですが 私も弟も父譲りで血圧が高いのでちと心配です。
そんな彼は小さい頃、「東松山のおじいちゃんにそっくり」と言われておりました。
頭のカタチから、じっとしていられないやんちゃなところまでよく似ていて 「見事な隔世遺伝だなぁ」と思ったものです。
自分の血をそっくり受け継いだ孫に来てもらって 父も喜んでいるに違いありません(*´▽`*)。
ポモドーロ・テクニックで生産性アップ!
この夏は 私の画業にも少し変化がありました。
菊地は絵描きなのに…好きなことをやっているのに…「集中力」がなくて…( ̄▽ ̄;)。
要するに、飽きっぽいのです。
どうも、ひとつの作業を持続、継続させることが出来ない質のようで…。
これも じっとしているのが苦手で、孫の野球の試合も最後まで見ていられなかった父譲りかと思われます(…と、親のせいにする>_<)。
好きなことをやっているのに、という自己のなかの矛盾と 現実問題として課題、タスクが先送りになることで生じる困難に 子供の頃から悩まされてきました。
…が、しかし今夏、「ポモドーロ・テクニック」というものを知って描画の際に導入してから その「集中力のなさ」が大幅に改善しました(≧▽≦)!!
「ポモドーロ・テクニック」というのは キッチンタイマーなど使って時間を小刻みに区切って、作業時間と少しの休憩時間を交互にくり返すことで集中を持続させる、というメソッドです。
一種の「時間管理術」と言ってもいいかな。
「ポモドーロ」というのは イタリア語でトマトのことだそうな。
このメソッドの開発者がトマトの形のキッチンタイマーを用いて考案したことからついた名なのだそうです。
時間は自分なりに変えてもよいそうですが、やり方としては25分の作業と5分の休憩をくり返すのがオーソドックスなやり方です。
正確にいうと以前にも導入しかけたことがあったのですが、その時は水彩画の描き進め方と時間の区切りがうまくかみ合わず、またタイマー「だけ」を使ってやろうとしていたため不成功のままになっておりました。
透明水彩画は 画面上の水の動きを観察しながら、活かしながら描く画法。ここまで!と分刻みで区切るのが難しい技法なのです。
今回 たまたまYou Tubeの画面でこのメソッドを組み込んだ音楽動画を発見したことから そうか、音楽と掛け合わせればいいのか、と思い直し 描画中に取り入れてみたところ、出来る出来る! これなら3、4時間 集中が途切れずに描き進めることが出来ます(#^.^#)。
ウェット・オン・ウェットなど 画面をじっくり観察したい時は その時だけタイマーを止める、ということで解決しました。
いままでの人生は何だったのだろう(笑)。
このメソッドが開発されたのは’80年代だそうですが(’90年代という説もあります)、’80年代といえば ちょうど私が中学、高校生時代を過ごした頃。
その頃にこのメソッドを知って勉強に励んでいたら、まったく別の人生になっていただろうと思うと残念でなりません。
それでも 後悔より、今後への期待感の方が大きいかな。
やりたいこと、描きたいものはたくさんありますし。
毎日 コンスタントに集中して作品づくりに取り組めば、いずれ大きな実りになって返ってくる…と信じています。
そんなポモドーロ・テクニックを使って描きあげたのが、これ…。
4月のJWS展に出した作品と構図は同じですが、長辺は72センチあります。
昨年越してきたご近所さんから「玄関に飾る大き目の絵がほしい」と依頼を受けて描き上げたものです。
出来は まずまず、かな?
石を投げ入れたらトポンッと音がしそうな水の質感と 日本ならではの「緑の多様さ」は表現出来たように思います。
大勢の人々に観てもらえない、ということもあって普段は個人的な注文は受けてないのですが、これから長いお付き合いになるご近所さんからの注文とあっては断るわけにもいきません。
物静かな、心やさしいご夫婦ですし(#^.^#)。
もっとも いざご夫妻にみてもらう際、選択肢があった方がいいかなと思い 同サイズの絵(後日、アップします)をもう一点見せたところ、こっちの方がいい、ということになりまして…結局上の「緑陰抜けて」は手元に残ることに。
まあ 私としてはどっちでもいいのですが(#^.^#)。
という訳で この絵は来年秋の個展に出しますので、お楽しみに(≧▽≦)。
季節の変わり目、風邪など召さぬようお気を付けくださいまし。
ではでは、また~💗