「水島野球」を偲ぶ(*^_^*)。

こんにちはみなさん…。

盛り上がりましたね、今年のプロ野球(≧▽≦)。

千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希投手の完全試合に始まり、東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆選手のシーズン新記録・56号ホームランで幕を閉じるという…。

日本シリーズも第7戦までもつれ込む大接戦。
今回はオリックスバファローズが昨年の雪辱を果たしましたが、両者ともいいチーム、どちらが勝ってもおかしくない内容でした。

観客も入れて 全体的に華のあるシーズンになったなぁ、と感じました。

なつかしき「水島野球」
今年1月に亡くなられた 野球漫画で名を馳せた漫画家・水島新司さんが生きておられたら、どんなに喜んだことか…( ̄▽ ̄;)。
村上選手は ヤクルト入団後に守備の負担を減らすために三塁手に転向したものの 当初は捕手だったそうですから、これはもう、水島先生が生み出した人気漫画、ドカベンの主人公・「山田太郎」そのものじゃないかと…。
そして ルックスも投球フォームも違うけど、佐々木投手も 山田太郎との名バッテリーで私の世代のかつての少年たちを熱くさせた、小さな巨人・「里中智」ではないかと…。
そんな見方をしてしまうのは 私だけではないはずです。

私の世代の少年たちを熱くさせた「明訓高校」バッテリー、山田太郎と里中智。「あしたのジョー」のちばてつやさんは「水島さんが出てきてから 野球漫画が描けなくなった」と語っておられます。もっとも、てつやさんの弟の故・ちばあきおさんは てつやさんそっくりの画風で「キャプテン」や「プレイボール」といった良質な野球漫画を遺されましたが(*^_^*)。

出来れば 両選手ともメジャーなどへ行かず 日本にとどまって野球シーズンを盛り上げてほしいと願っているのですが、さてどうなりますやら。

私の家は 死んだ父が、

私はどちらかといえば母似なので 父にはあまり似ておりません。眉毛以外は(笑)。3学年下の弟は父方の血が濃いので 甥が父そっくりになったりするのですが、それでも我々兄弟は周りから見るとよく似てるらしい。まあ、似てないところ以外は全部似ているということなのでしょう。

…という人間だったため、基本、昔からジャイアンツファンです。
昭和14年生まれの父の世代にとって 巨人の四番は「長嶋」ではなく「川上」になるんですね(*^_^*)。
川上哲治… 言わずと知れた「打撃の神様」であり、日本の野球がもっと大味だった時代にメジャー流の緻密な野球を持ち込んで巨人軍を9連覇に導いた名将ですが、川上さんの現役時代なんてろくにTV中継もなかったろうにと思うのですが(いや、あったのかな?)、父の心には四番・川上が深ーく刻み付けられていたようでして…。
そういう私は 現役時代の長嶋さんの活躍を知りません。
巨人軍は永久に不滅…の言葉とともに長嶋さんが引退したのは 私が小学校へ上がった頃、まだ野球を覚える前でした。
王さんは覚えてるんですけどね。
選手としてのピークは過ぎていたとは思いますが、世界記録の756号を放ったときのことは記憶に残っています。
長嶋さんの活躍をリアルに知る人は 必ず言います。
「王もすごいけど、やっぱり長嶋だ」と。
この時 何気にドヤ顔されるのがちょっと不快なのですが((+_+))。

長嶋さんは現在、脳梗塞で倒れずっと闘病中ですが ミスターまだまだ健在だな、すごいなと思ったのは 今季前半に打撃不振で二軍落ちした中田翔選手に助言を与えて復活させたことです。
一軍に復帰した中田選手がこれまた絶不調の岡本和真に代わり四番に入ってから 打線が繋がるようになりました。
時すでに遅し、でしたけどね( ̄▽ ̄;)。
最近の報道によれば 今年の岡本選手の不調は体重を増やしたことによるらしい…。
増やした体重分のパワーをボールに載せれば打球の飛距離も伸びる、というのはホームランバッターなら一度は考えるらしいのですが、当然身体のキレも悪くなります。
そのせいでしょう。
サードの守備でのエラーが 昨年は4つだったのに、今年は倍の8つ…。
すでに原監督から体重を減らすよう厳命されているようですから、来年に期待したいところです。
不振ながら 今年も30本打ってるのですから、身体のキレを取り戻して万全の状態で臨めば 村上選手との超ハイレベルのホームラン競争も観られるんじゃないかな。

久々の動物ネタ
最近、こんな絵を描きました。

サイズは26×17.4センチ、紙はアルシュ。やわらかい猫の毛並みを表現するのは難しいです( ̄▽ ̄;)。

久しぶりの動物ネタ… 秋の光を身に纏い 上を見上げるにゃんこ、という構図(*^_^*)。
これも教室の課題の完成見本です。
ちなみに 元ネタがこちら…。

これが元ネタです。金環食のような光のあたり方が気に入ってセレクトしました。日本のキジトラ猫なのか、アメリカンショートヘアーやメインクーンみたいな外国産の猫なのかよくわかりません。

秋らしくていいかな、と ネット上から拾いました。
絵の出来は悪くはないのですが、狙っていたよりヒゲが太くなってしまいました。
マスキングが下手なのです(>_<)。
もっとピンと細く 緊張感あるヒゲが描ければ、ヒゲの先にまとわりつく光、のようなものを表現出来たはずです。
背景をもっと大きく取って、空想世界みたいなものを描きだしてみるのもいいかもしれないですね。
過去と未来が交錯するような、様々なものを画面に散りばめて、それを見上げるにゃんこ、という構図でリメイクしてみたいです(≧▽≦)。

水島野球漫画の何が好きかって、野球用具、とりわけグローブやキャッチャーミットの描き方が群を抜いて秀逸で、野球好きにはたまらないのです。

野球漫画は数あれど これだけキャッチャーミットなど細かく描く漫画家を他に知りません。この山田太郎の、主人公なのに目の描き方が終始、太い線のみ、というのも珍しい…( ̄▽ ̄;)。この点 連載を始めたころ編集者から難色を示されたそうです。

縫い目一本一本から、使い込んでヘタったような質感、汗が染み込んだ皮の臭いまで伝わってくるような…。
そこへもってきて「情」を絡めたストーリーを展開するものですから、少々試合内容が荒唐無稽でも 劇中に出てくる高校球児たちがみな長髪でも、否応なしに作品世界に引きずり込まれてしまう…( ̄▽ ̄;)。
数年前に断筆宣言をされて 現役の漫画家からは退いておられましたが、いいものを世に送り出してくれて、楽しませてくださってありがとう、と伝えたい…(;_;)。

あらためて、水島新司先生のご冥福をお祈りいたします。

では、また~♪
次回の更新は12月1日です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です