菊地から(#^.^#)。

こんにちはみなさん…。

残暑お見舞い申し上げます(≧▽≦)。

岸田首相が退陣を表明しましたが…。

首相のモットー、「聞く力」を目にするたびに 心の中で「菊地から」と置き換えておりました(笑)。

だからどうしたって話なんですが、ほんの少し、残念な気もします。

特徴がないのが特徴、みたいな方ではありましたが 過去には就いた途端に辞めてしまった総理大臣もいましたし、そういった方々に比べたらずっと良かったんじゃないかなぁ。
誰の眼にも分かりやすい、大きな功績を一つ、挙げていたら支持率もここまで下がらずに済んだかも知れません。

それにしても 首相の退陣表明直後から、我も我もと総裁選に名乗りを上げたのには驚きました。
昔から総裁候補としてお馴染みの方から 「あんた、誰⁉」と言いたくなるような方まで…。
「コバホークって誰よ!」と思ったのは私だけではないはずです(一応、前経済安保担当相なんですけどね… 全然存じ上げませんで… ̄▽ ̄;)。

まるで 有象無象の候補者が乱立した、先の都知事選のようです。

マーガレットと撫子と
前回 ちらとお見せした新作を一点…

「窓辺碧く」 18 × 21.2センチ 花のこんもり、盛った感じは出たでしょうか。タテ長の構図にして 上をもっと拡げた方がよかったかもです。

古びたガラスのキャニスターにざっくり活けたマーガレットと撫子、という構図。
出来は、まずまずかな?
ちとキャニスターが宙に浮いているような気もしますが、まあ許容範囲内です(笑)。

撫子のピンクは、メインはウインザー&ニュートン社の「オペラローズ」。
観る人の眼をパッと惹きつけるような 強くキャッチ―なピンクを出したい、という時によく使う色です。
オペラローズ単色の部分もありますし、ローズに「ウインザーバイオレット」や「マンガニーズブルー・ヒュー」などを少量加えて変化を付けています。

上がオペラローズ単色。どピンク、と言ってもいいくらい 強いピンクだが、思いっきり薄めて桜の花にも使ったりする。 左下はオペラローズ+マンガニーズブルー・ヒュー、右下はオペラローズ+パーマネントサップグリーン。

また キャニスターのやさしい碧い色は マンガニーズブルー・ヒューと「ペリレーングリーン」の混色です。

左上はペリレーングリーン単色、右上はマンガニーズブルー・ヒュー単色。二つを混色すると下の色になる。 当然ながら 色の配分や加える水の量によって、出来る色も千変万化する。


アンティークなガラスの碧い色にはぴったりです。

色が出ない、というアマチュアの方が多いですが、とにかく こういう色を出したい、と強く決めて、じっくり しっかり、そして色が出るまで何度でもつくり直してください!
みなさん、画面へ色を持っていくまでのプロセスががさつ過ぎるのです。

「なんとなく」想像して 曖昧なイメージのまま混色して、モチーフの色とかなり違うのにつくった色がもったいないと画面へ運んでしまう…。
画面へ持っていく前に 余白や不要な紙などに色出しして、イメージと違う色だったら塗らない、くらいの強い気持ちが必要です。

アマチュアの方々は 画面上の絵の出来ばかりに気が向いてしまっているようですが、プロは筆洗から水を運ぶとき、運んだ水をパレットで絵の具と混ぜるときなどなど、画面以外のところでとても気を配っています。
筆の穂先まで神経が通っているかのような繊細さで、画面、パレット、筆洗の3つの間で均等に気を配りながら筆を走らせているのです。

プロのデモンストレーションなど観る機会があったなら、もっとそういったところに注目して観ていただきたいのです。

みなさんの健闘をお祈りいたします(*^_^*)。

岸田首相の「聞く力」には遠く及びませんが、たま~に「菊地さんは聞き上手」と言われることがあります。
聞き上手、と言われてうれしくない訳でもないのですが、実のところ 聞き上手なのではなく口下手で自分から話を振るのが大の苦手なので、相手の話をただ黙って聞いているだけです。
「聞き上手」と「黙って話を聞く」は、似て非なるもの…というより まったく別物ですね(笑)。
それじゃダメじゃん…って話なんですが(#^.^#)。

ではでは、また~💛
残暑厳しい折 みなさまお身体、ご自愛くださいまし!

次回の更新は10月1日(火)です。




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