こんにちはみなさん…。
お彼岸を境に 季節が一変しましたね…( ̄▽ ̄;)。
昨年もそうでしたが 厳しい残暑が長すぎて、「初秋」を感じるような時期がどこかへ消え失せてしまった感があります。
紅葉こそまだこれからではあるものの、いきなり秋本番の涼しさがやってきたようで、少々面食らっております。
山さんが…
9月は 俳優・露口茂さん死去の報が何気に悲しかったです(-_-;)。
露口茂さんといえば、昭和の時代の刑事ドラマの傑作「太陽にほえろ」で演じた「山さん」こと山村精一警部補が当たり役の、シブい俳優さん。
ボス役の石原裕次郎さんの傍らにいて 冷静沈着な思考と判断で捜査一係のメンバーに的確な指示をする姿が印象的でした。

30年近く俳優業から遠ざかっていたようで 亡くなられたのも今年の4月とのこと、事実上の引退状態だったのですね。
「太陽にほえろ」を毎週欠かさず観ていた訳ではないのですが、好きな俳優さんだっただけにやはり、寂しいです((+_+))。
15年近く続いたドラマの終盤で、「山さん」は殉職してしまいますが、その際にボスが呟いたひと言が今も、心に焼き付いています。

露口茂さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
リンゴの新作(#^.^#)。
新作を一点…。

濃く 深い影と光が交錯する卓上で、ほのかに浮かび上がるりんご、という構図。
りんごの丸み、立体感は出せたかな。
水彩画用とはいえ、単なる「紙」のなかに 奥行き、立体感が生まれて 手を伸ばせば掴めそうなりんごが描けたりするのが水彩画の醍醐味ではないか、といつも思います。
菊地は「光」を表現するのも好きですが、こうした深い「陰影」を描くのも同じくらい好きです。
明るさ、眩しさでは表現出来ない人生の深みみたいなものが出せますし、そもそも「光と影」はまさに表裏一体、「いい光」を描こうと思ったら「いい影」も描けないといけないのです。
モチーフとそれを取り巻く空間の明暗をしっかり見極めて 丁寧に影を描き込んでゆくと、画面に「いい光」が生まれます。
昔から 暗闇がわりと平気な子でした(≧▽≦)。
私がまだ未就学児だった頃(つまり、50年以上前です)、私や弟が何か悪さをすると母はよく押し入れに閉じ込めました。
躾、というか一種の懲罰だったのでしょう。
それでもって 弟のS行の場合、「出してよう、出してよう」と押し入れの戸をドンドン叩いて「ギャン泣き」する訳ですが(まあ、それが普通の反応でしょう)、私の場合、押し入れに入れたら入れたでウンでもスンでもない、真っ暗ななかでじーっとしているような子だったそうです。
自分ではあまり覚えてないんですけどね…(^^;)。
たぶん、真っ暗な押し入れのなかが 自分なりに居心地がよかったんだと思います。
別に 母親の胎内を思い出していたとか そんな高尚な可愛らしい話ではなくて、犬や猫が自ら狭くて暗い場所に入り込んで落ち着く、といった感じに近いんじゃないかな。
何も見えないなかで 布団や毛布の厚みや位置を探り当て、一番居心地のいいポジションを見つけながら身をうずめてじーっとしている…。
まさに犬や猫、です(#^.^#)。
何も見えない=何も判断する必要もない、ということでもあり、ある意味、こんなラクな状態はありません。
懲らしめるつもりで閉じ込めた押し入れのなかで心地よく居られたのでは 母もたまったものではありません。
根負けして、早々に引っ張り出すことになる(笑)。
いま思えば 早く押し入れから出してもらうための作戦だったのかもしれませんが、とにかくその頃から 暗闇に何らかの魅力というか、意味のようなものを感じ取っていたような気がします。
これを「おとなしくて 手のかからない子」というのか、それとも「普通の罰が効かない厄介な子」だったのか、自分ではよく分かりませんけど(#^.^#)。
ちなみに 押し入れに閉じ込められたことはかすかに覚えていますが、どんな悪さをして入れられたのかはまったく記憶にありません( ̄▽ ̄;)。
それじゃ ダメじゃん(爆)。
現代の若いママさんたち、どんなふうにお子さんたちをしつけているのだろう。
何らかの「罰」はどこかで 必ず必要になるはずですが…。
ではでは、またっ💗
次回の更新は11月1日(土)です。